芝居が「段取り」になってると言われたら
よく監督や演出家に
「段取り芝居だ」と
注意を受ける役者がいます。
段取り芝居じゃなくて
そのキャラクターが
自らの意思で動いている
ような演技にするには
前回の内容の
「〜する」と自分で
決めることが大事だと
お話しました。
今回はもう少し
テクニック的なことを
突っ込んでみたいと思います。
例えば
セリフの後にテーブルの上の
コーヒーを一口飲む、という
アクションを指示されたとします。
そのときに
ただ動きだけをなぞると
段取り芝居になってしまいます。
そうしない為には
アクションを起こす前に
必ずコーヒーに先に意識が
向いてから、「飲む」という
アクションに繋げていくことが
重要です。
この
対象に意識が向く→アクション
の順番を守ることが
段取り芝居にならないための
コツです。
このときに
絶対にやってはいけないのが
「コーヒーを飲む気持ちを作ろう」
とすることです。
気持ちは
直接作れません。
間接的なアプローチから
準備していかないと
ただ
感情を吐き出すだけの
演技になってしまいます。
ここも
重要なポイントです。
アクションの結果として
感情が生まれてきます。
普段コーヒーを
飲むときに意識して
自分を観察してみてください!!
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