takashisugiuchi’s diary

演技メソッド、撮影現場での実践方法などの記事を書いているブログです。

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

役者はバカになれ?②

前回の続きです。 バカになることが出来ると 想像の世界が信じやすくなる、 とは どういうことでしょうか。 想像力というのは 目の前にないものを あたかもあるように 想像出来る能力です。 視覚的な想像力では 目の前に ゴジラが現れた!! とか もっと複雑…

役者はバカになれ?

よく言われる言葉ですね 「役者はバカになれ!!」 なぜ その必要があるのか 考えてみたいと思います。 ひとつに「自分の殻を破る」 という効果があると思います。 自分を出すことに抵抗があったり 自意識が強い人にバカなことや 恥ずかしいことをあえてやっ…

芝居が「段取り」になってると言われたら

よく監督や演出家に 「段取り芝居だ」と 注意を受ける役者がいます。 段取り芝居じゃなくて そのキャラクターが 自らの意思で動いている ような演技にするには 前回の内容の 「〜する」と自分で 決めることが大事だと お話しました。 今回はもう少し テクニ…

演出が入ると演技が「固く」なる人

演出家や監督から 演出が入ると、急にぎこちなくなって しまったりするタイプの人がいます。 このタイプの人は 演出が入れば入るほど どんどん演技のパフォーマンスが 下がってきます。 なぜでしょうか? こういうタイプの人は 真面目で、一生懸命頑張る人に…

相手と密着する

演技を実際にする段階で 相手役と「密着」することが 良い演技に繋がります。 役者同士がシーンの中で お互いに密着し合うと シーンの空気感が変わってきます。 観ていて 密度が濃くなったような感覚を受けたり 目が離せなくなったりします。 そのシーン、相…

「目的」は相手の中にある

シーンを演じていくときに 最も重要なのが「目的」ですね。 2人以上のシーンのとき この「目的」を達成する為に 相手に対して働きかけていく中で ドラマが生まれてきます。 この「目的」を決めるときに 自己完結しない、ということが ひとりで演技をしてしま…

台本分析で気をつけること

台本を分析していく中で 最も大事なことは「目的」を 導き出すことです。 この「目的」を導き出すときに 客観的視点と主観的視点と 両方を使いながら分析していくのが コツです。 冷静に第三者の目線で考えることと、 そのキャラクターの立場になって 考える…

「セリフ」を聞くには?

よく「相手のセリフが聞けていない」と 監督や演出家から注意を受ける俳優がいます。 その俳優は「セリフを聞かなくちゃ」と 一生懸命取り組んでみるのですが 「聞こう、聞こう」と思えば思うほど より一層聞けなくなってしまい、 しびれを切らした 監督や演…

一貫性のある行動

よく身の周りの人で 会うたびに言ってることが ころころ変わっていたり 言ってることと やってることが 違う人がいます。 みなさんは そんな人を応援したり 力になってあげたいなと 思いますか? 正直ボクは 思いません…。 映画や舞台を観ている お客様も同…

「セリフが飛んだ!!」経験のある人

Prayers Studioのブログに 書いた「緊張」についてもう少し 突っ込んで書いてみたいと思います。 「緊張」についてはこちらから https://ameblo.jp/prayers-studio-0001honey/entry-12404686475.html 緊張してしまって セリフが飛んでしまった経験が ある人…

ブログはじめます

新たにブログを始めることにしました。 ボク自身のことを少し書かせてもらうと 今現在、PrayersStudioというところで 演技の指導をしています。 元々は俳優をしていましたが 現在は演技講師という仕事をしています。 なので 主に演技についてのことを 書いて…