takashisugiuchi’s diary

演技メソッド、撮影現場での実践方法などの記事を書いているブログです。

新エクササイズ

最近クラスで

面白いエクササイズを

やっています。

 

自分が苦手な人、

嫌いな人になってみて

演じてもらいます。

 

そうすると

不思議なことが

起こります。

 

演じた人への

嫌い、苦手な度合いが

大きければ大きいほど

 

みんな

イキイキと

演じています。

 

終わって

感想を聞くと

 

自由だった、

楽に演じれた、

という声をよく聞きます。

 

なぜそうなるのか、

という原理の説明は

長くなるので

またの機会にしますが

 

これを

あるコツを使って

練習していくと

 

大きな

演技力アップに

繋がると考えています。

 

日々

クラス内容も

レベルアップしています!!

 

※基礎クラス参加者募集中!!

http://prayers.jp/cinema.html

 

合同会社A-train production 

TEL:090-6159-3667

E-mail:kikukochimako@gmail.com

 

 

言い訳する。

これは演技力だけに

関することではないのですが

 

演技が一気に上達する為に

ポイントとなる場面があります。

 

まず

基礎的なことの反復練習や

キチンとした知識、理論を

学びます。

 

そうして学んでいくうちに

必ず、不快感を感じたり

拒絶したくなることが出てきます。

 

わかりやすい例えで言うと

 

シーンがうまく出来なくて

心の中で言い訳をしている

ときとかです。

(相手役、その為自分以外のせいにしたり…)

 

このときが

ポイントです。

 

ここで

そのままにしてしまうと

 

せっかくの

レベルアップのチャンスを

みすみす逃してしまいます。

 

さらに悪いことに

それが続くと

レベルダウンしていきます。

 

そのときに

言い訳したくなる、

ということは

 

そこに

自分自身のウィークポイントが

あるから、そこを見ない為に

無意識のうちにそういう

行動に出ているからです。

 

ということは

 

言い訳したくなる

自分が出てきたら

 

そこと向き合って

その問題点を見つけ出し

 

改善策を見つけて

実行していくことで

大きくステップアップしていく

ことに繋がります。

 

ただし

心は拒否反応を起こすことが

考えられるので

 

なかなかしんどいことも

あります。

 

そのかわり

乗り越えたときには

確実にレベルアップしています!!

 

言い訳したくなったときが

 

逆にチャンスです!!

 

http://prayers.jp/cinema.html

 

合同会社A-train production 

TEL:090-6159-3667

E-mail:kikukochimako@gmail.com

 

ベラレーヌシステム

先日のクラスで

面白い気づきがありました。

 

クラスでシーンを

演じているときに

その人が凄く存在感が

あっていい!!

 

と思ったのです。

 

気になったので

 

シーンが終わって

理由を聞いてみたら

 

レセプションを

入れまくっていたそうです。

 

レセプションとは

ベラレーヌシステムの中の

テクニックのひとつです。

 

先日

俳優の近藤芳正さんから

ベラレーヌシステムを

教えていただき

 

早速クラスでも

試していたのですが

 

そのレセプションを

シーンの中で細かく丁寧に

入れ続けることで

 

結果として

五感を使い続けることになり

 

今に強烈に

居続けることが

出来たのだと思います。

 

そして

存在感のある

目が離せない演技を

していました。

 

黙っているのに

惹きつけられるほどです。

 

ベラレーヌシステム

おそるべしです!!

 

http://prayers.jp/cinema.html

 

合同会社A-train production 

TEL:090-6159-3667

E-mail:kikukochimako@gmail.com

 

 

客観的な視点

カメラの前や

舞台の上で演じるときに

 

キャラクターとして

目の前の出来事に

夢中になるのは

 

とても大切な

ことですが

 

それとは別に

役者として

 

演じている最中も

客観的に自分自身や相手役

 

もっと言えば

カメラの位置や

自分の立ち位置なども

 

冷静に把握しておく

必要があります。

 

役を演じていながらも

どこかで覚めた自分がいる

感覚です。

 

これを

勘違いして

良くないことだと

思っている人がいます。

 

キャラクターに

入っている最中に

その人物が考えること以外の

ことを考えてしまうのは

良くないことだと。

 

しかし

それを良しと

してしまうと

 

殴り合いのシーンで

本当に殴ってしまったり

 

ナイフで

相手を本当に

刺してしまうことに

繋がっていってしまいます。

 

そうならない為にも

 

キャラクターが

どんなに暴れん坊な役でも

 

役者が

それをコントロール

することが大切です!!

 

http://prayers.jp/cinema.html

 

合同会社A-train production 

TEL:090-6159-3667

E-mail:kikukochimako@gmail.com

 

 

 

潜在的な「目的」

シーンを演じるときに

「目的」というものを決めます。

 

「目的」は

シーンを演じる上での指針になる

とても重要な項目です。

 

その「目的」

を決めるときに

 

その時点で

 

役が頭では

気づいていないけれど

潜在的に求めていることが

あります。

 

口では

「キライ!!」

と言っているけど

 

本人も気づいていない

本心では「好き!!」

ということもあります。

 

そのときに

役者は役が潜在的な部分が

求めているものから

 

「目的」を定めていくことで

 

より

その役に深みを

持たせることが出来ます。

 

人間は

常に本当のことを

言っているとは限らない、

 

ということですね!

 

http://prayers.jp/cinema.html

 

合同会社A-train production 

TEL:090-6159-3667

E-mail:kikukochimako@gmail.com

 

感情を表現する。

新しい年になりました。

 

今年も

お芝居、特に

演技についての内容を

書いて行きたいと思います。

 

年末年始

たくさんの特番や

人気の高かったドラマなどの

再放送をしていました。

 

その中のドラマを

いくつか観たりしながら

年末年始を過ごしていました。

 

もちろん

全部を観た訳ではないのですが

 

上手だな、

さすがだな、と思う

役者さんは

 

感情的なシーンで

 

キャラクターとして

感情を抑えよう、表面に

出さないようにして

演じていました。

 

結果として

感情が抑えられなくて

漏れてしまった、という感じです。

 

逆に

感情を出そう、表そうと

している俳優さんも

見かけました。

 

差は

歴然ですよね。

 

普段の生活で

人はなるべく感情を

抑えようとして生きている

人がほとんどです。

 

それなのに

お芝居のなったとたん

感情を表そうとすると

 

めちゃくちゃ

不自然です。

 

物語の中で

そのキャラクターが

感情を表す理由があるのならば

理解出来ますが

 

全く理由が見当たらないのに

感情を出そうとしてしまうと

 

そのキャラクターではなく

頑張ってる俳優、が見えてしまい

 

物語から

どんどん離れていってしまいます。

 

表現しないと

伝わらないのではないか、

何もしていないと思われるのではないか、

 

という

俳優としての

不安から、そうしたい気持ちも

わからなくはないのですが

 

絶対に

やめた方が良いと思います。

 

感情を表そうとしなくても良い

と思えるだけの

実力をつけましょう!!

 

http://prayers.jp/cinema.html

 

合同会社 A-train production 

TEL:090-6159-3667

E-mail:kikukochimako@gmail.com

 

 

「覚悟」する、「受け入れる」

今年

最後のクラスが

終わりました。

 

一年を通して

色々な気づき、学びが

講師という立場からも

たくさんありました。

 

その中でも

何はなくとも

 

やっぱり

これだな、というのが

あります。

 

一言で言うと

「覚悟」が

あるか、ないかです。

 

いくら

芝居が上手くでも

 

ルックスやスタイルが良くても

 

これが無ければ

プロの役者として

やっていくことは

まず無理でしょう。

 

じゃあ

「覚悟」するって

どういうこと?

 

これは

あくまで

持論ですが

 

人に決められたことや

決めてもらったことを

やるのではなく

 

自分の選択で決めたことを

やりぬく意思があるか、どうか

 

そして

どんな結果であれ

その結果に責任を持てること

 

ではないかと

思います。

 

文章にするのは

簡単ですが

 

実行するのには

勇気のいる選択かも

しれません。

 

偉そうに言っている

ボク自身

 

自分が役者として

活動しているときは

全く「覚悟」が

持てずにいました。

 

ただあるときに

「オレ、役者として売れたい。と

思っていない」と気づいたときが

ありました。

 

なかなか

役者としては

認めてはいけないのでは

ないかという思いだったのですが

 

それを受け入れたことに

よって、紆余曲折ありながらも

今の演技講師という仕事にも

巡りあうことが出来ました。

 

今から振り返ると

「売れたい、と思ってない」

という思いを受け入れたことが

覚悟を決めたことに繋がって

いたのだと思います。

 

そして

講師をしたい!!

と思ってからの

行動力は今までの自分とは

全く違ったものでした。

 

確実に自分の中の

何かが変わっていました。

 

素直な自分を受け入れて

 

自分がやりたいと思ったことを

やる、と決めて

 

その結果に責任を持つ。

 

そこからが

本当のスタートです!!

 

良いお年を〜

 

http://prayers.jp/cinema.html

 

合同会社A-train production 

TEL:090-6159-3667

E-mail:kikukochimako@gmail.com